ふた口目

ひと口めはおいしい!と感じるのに、ふた口め以降徐々に飽きがきて、最後のひと口を食べる頃にはうんざりげんなり...となってしまう食べ物がある。傾向として味が単調であったり、食感に変化のないものがそれに当てはまりやすい。 たとえばガリガリ君。真夏…

いたたまれなさ

昔から、いたたまれない状況のなかに置かれることがどうにも苦手だ。いたたまれなさにも色々ある。例えば、誰かが叱られているのを見てしまったとき。とくにその人が近しい間柄であるほど心がざわついてしょうがなくなる。運の良いことにボクはいままで遭遇…

見知らぬ屋根

今朝は、頭に直接響いてくるような金属音で目が覚めた。起きた瞬間は「ああ、歯医者にいる夢を見ていたんだな」と思ったが、完全に目が覚めてからもギョンギョンとその音は鳴り続けた。カーテンを、居酒屋ののれんをまくる要領で少し開けて、目下に青々と生…